第一回「若者たちの奉仕団」の感想と今後のこと。
もう半月くらい前になっちゃいますが、2021年7月18日に当寺にて「若者たちの奉仕団」を開催しました。
元々は6月19日に予定していたんですが、緊急事態宣言の発令により1ヶ月の延期をしての開催です。
ちなみに第一回目となります。
当日は寺族の方々だけでなく、一般の方にも参加していただきました。
参加者それぞれが色々な事情がある中で、お話しすることができた様に思います。
僕のこの企画に対する想いは、先日のこの記事につらつらと書かせていただいているんですが、改めて『座談会』の面白さを感じることができた回でした。
座談会って、議論をする場所でもなく、何かを解決することを目的としているわけでもないんです。じゃあ目的は何かというと「他人の話を聞く事と、自分の話をする事」だと僕は思っています。
「解決を目的とするんじゃなく、ただ話したり聞いたりすること。」
その中で「人と出会い、自分と出会っていく」ことができるんじゃないかなって思ってます。ってこんな事を書くと、なんだか線香臭い気がしてきて嫌なんですけど。。
当日はシンガーソングライターや大学生など、本当に色々な方に来ていただきお話をしていただきました。さっきも言いましたけど、それがすごく貴重な経験に感じました。
実は坊さんって、普段は門徒さんや周りのお坊さんとしかほとんど話さない様な気がしてます。もちろん人によるんだけど。僕は別の仕事もしているので、色々な方にお会いする機会に恵まれてはいると思うんですが、それでもこうやって身の上話などを聞くことって普段はあまりないなと。
どこの世界でも似た様なものだと思うけど、それって個人的には勿体ない気がするんです。
「色々な人に出会って、その人たちとお話をしたり聞いたりして、その中で色々な『問い』が生まれて、また出会っていく。」
そんな事ができればいいなと思うんです。もちろん僕個人の意見なので他意はないです。でも、お寺をそんな場所にしたいなと。
大学卒業後の進路のことや、これまでの人生で感じてきたことや、これからの願いであったり。ほんと色々な話を聞けて面白かった。また2ヶ月後に開催しようと考えているので、気になる人はぜひ遊びに来てください。あんなことやこんなことをお話ししましょう。