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「供養する」ってどういうこと?〜永代経法要のご案内〜

5月1日(土)に円龍寺では永代経法要が勤まります。

永代経というのは、宗祖が明らかにされた念仏の教えを拠り所に生きてこられた先達に、私たち自身が教えの前に運ばれていく。そうして念仏が相続されていくことを願いとする仏事です。

私が本山の参拝接待所で勤務していた頃、お経のお受付の際に参拝の方が「母の三回忌なのでお経をあげて欲しい。」と仰られるのをよく聞いておりました。

「お経」というものは亡き人を供養するために遺された者があげるもの、というのが一般的なイメージだと思います。

しかし、お釈迦さまが遺されたお経は全て生きている者へ向けられた言葉で、亡くなられた方に向けたものではありません。

それはつまり、お経をいただくのは亡き人ではなく、その法要に集った私たち自身であるということです。

それは「教えをいただくのは私たちだから回忌法要はいらない」という意味では決してありません。真宗の仏事は、「追善ではなく報恩である」と云われるように、むしろ

「亡き人が私を念仏の教えの前に導いてくださった、その恩に報いていく」

ことが葬儀や回忌法要の意味であると思います。

それが亡き人を「仏さま」としていただくということなのでしょう。

私どもが預かっております円龍寺というお寺も、何世代にも渡って、このお寺とその場所で称えられてきた念仏の教えを守って来られた沢山のご門徒のご苦労の上に現在まで残っており、聞法の場をいただいています。

私たちはどこまでも身は一つでありますが、その私が聴かせていただいている教えには、沢山の人々からいただいた仏縁の上で出遇わせていただいています。

その仏縁をくださった、私を教えの前に運んでくださった方々を真宗では「諸仏(しょぶつ)」として仰いでおります。

最後に、先にも述べました私の以前の職場であります参拝接待所に掲げられています言葉をご紹介させていただきます。

「亡き人を案ずる私が、亡き人から案ぜられている」

出典元:不明(東本願寺 参拝接待所に 掲示)

亡き人がその人生を通して、そして死をもって、どのようなことを私たちに伝えんとしてくださったのか。そして仏さまとなってどのようなことを私たちに願われているのか。

今度の永代経法要では、そんなことに想いを馳せながらご一緒にお勤めし、聞法できればと思っています。

円龍寺永代経法要
◯期日・・・2021年5月1日(日)午後2時〜午後4時
◯次第・・・お勤め、ご法話(講師:門井 斉 当寺住職)
※ご門徒でない、一般の方のご参拝も可能です。ご参拝希望の方は事前にお問い合わせください。
(電話:06-6716-8584  メール: enryuji.ikuno@gmail.com)
※新型コロナウィルス感染拡大の影響から、参拝受入を中止し、内勤めとする場合がございます。

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